RPAとは?
RPA(Robotic Process Automation)は、オフィス事務のルーチンワークを自動化する技術です。わかりやすいイメージとしては、Microsoft製品のExcelで、シート内の操作を記憶させて、同じ動きを再現するExcelマクロという技術がありますが、それがPC全体で可能になったものです。
例えば、100行のExcelデータを1行ずつ社内システムに登録する事務があるとします。Excelマクロ技術では100行のExcelデータをExcel内の別のセルにコピーすることはできますが、社内システムはまったく別の技術で作られているので、システムへの自動登録はできませんでした。これを実現可能にしたのがRPAです。
社内の事務は、複数のWebシステム、Excel・csvデータ、メールなどを使う割合は大きく、そのうち定型的な操作パターンを全て自動化できてしまうのがRPAです。
おすすめのRPA製品
まだRPA製品を導入したことがなく、自動化対象の業務に特殊な条件がないのであればUipathがおすすめです。Uipathは、日本だけでなく世界的にも多数の企業で導入実績があり、また、他社製品に比べ、安価(条件が揃えば無料!!)で開始できるのが特徴です。
理由(その1):一定の条件で、無料で使える
普通、こういったIT製品は、製品を購入するか、定期的にライセンス使用料を支払う方法が一般的です。Uipathも後者のライセンス使用料の形態なのですが、会社の規模が小さい、教育目的など一定の条件を満たせば、無料で使うことができます。
理由(その2):無料の学習環境が充実
Uipath学習環境も充実しており、直感的に作成可能ですので、ユーザーの方でも少しITに詳しい方であれば開発可能です。まず、Community Cloudという無料の開発環境があります。実行環境のインストーラーのダウンロードはUipathのサイトからできます。
さらにUipath Academyという、これまた無料で勉強できるサイトがあります。普通のIT技術の場合だと、1日10万円くらいの有料の研修もザラにあるので、信じられないくらいの大盤振る舞いと言えます。
理由(その3):スモールスタートしやすい
一般的に、新規システムの構築は、かなり高額の費用がかかります。Uipathの場合、デスクトップ型、サーバー型それぞれの製品があり、前者のデスクトップ型は、ユーザー単位で実行する形態で導入費用も安いです。
後者のサーバー型は、たくさんのPCに対して同時実行や時刻起動などの制御が可能ですが、サーバーの構築費用や、Uipathのライセンス費用はその分、高いです。
製品の使い勝手が分からない状態で高額投資はしづらいと思いますので、まずは前者のデスクトップ型で感触を掴んでもらい、効果が期待できると判断してからサーバー型の購入を検討する、というスモールスタートが可能なのもUipathのメリットの一つです。
まとめ
AIとの連携など、他にもUipathならではの特徴がありますが、一般的なシステム開発に比べて、少額投資で大きな効果が得られる可能性がある点は非常に魅力的です。まだRPA製品未導入の会社の方は、是非、Uipathを検討してみて下さい。
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