「この仕事、明日までにやっておいて!!」と無茶振りするパワハラ上司、「これ、〇〇万円でやってくれるよな!!」と偉そうなユーザー、長く仕事を続けると、そういった方々と出会うことは一度や二度ではありません。
特に、ユーザーには、システムの金額って理解されづらい気がします。何百万、何千万円が当たり前の世界なので。誠心誠意、見積もり根拠を説明はするものの、むこうは端(はな)から受け入れる気がないこともあり「もっと安くなるだろ!」と激怒されることもしばしば。
長年、こういった人たちとたくさん関わってきましたが、置かれている立場や、持っていきたい着地点が違いすぎて、分かり合うのは不可能なことも多いです。また、向こうはこちらのことを同じ人間と思っていないケースも多々あります。本人にどこまでその自覚があるのかはわかりませんが。
(いつか自分の仕事を評価してくれるかもしれない)という考えは甘いです。私が今まで関わってしまったパワハラ上司は、成功したら自分の手柄、失敗したら部下の責任、というタイプの方でした。そもそも、そういう人たちって、あなたのことをちゃんと評価してあげようなんて気はさらさら無いんですよね。
では、どうすればよいか?ですが・・・。
もし、駆け込み寺みたいな組織(パワハラを通報する部署や、相談できる偉い人)が、会社内にあるなら、「上司と馬が合わない。これ以上無理!」と、心が壊れる前にさっさと相談しましょう。
「心が壊れる前」に行動を起こすことが大切です。無意識のうちに、あなたの心は徐々に壊れていっています。。。
ユーザーの場合は、早い段階で「ヤバい相手」か見極めて、契約前ならその仕事を取らない選択も有力だと思います。会社の事情もあるのでそんな簡単ではないのは分かりますが、私はそういった地雷案件で幸せになったことはありません。
日本人は真面目な方が多いので、「努力することが当たり前」「逃げないことが美徳」と考えてしまいがちですが、「合わない」と感じた時はエスケープするのも大事だと思いますよ。