Azure Form Recognizer利用時のポイント

前回の続きになります。前回の記事はこちら。

この記事では、Azure Form Recognizerを初めて使う方向けに、利用時のポイントについてまとめました。

トレーニング方法

Azure Form Recognizerのトレーニングについて説明します。

  1. APIでの利用を想定していますが、補助ツールとして「Form Recognizer サンプル ツール」を使います。
  2. 「Form Recognizer サンプル ツール」は、prebuilt、Layout分析、Customの3機能があります。まず、手元の帳票をprebuiltで読ませてみて、認識率が高ければそのまま採用。認識率が低ければ、Customでトレーニングしていく流れになります。
  3. Customを使うためには、Azure上の別の資源であるAzure Storage Blob コンテナーが必要です。ここに、学習データを配置します。
  4. AIのトレーニングというと学習データを何千、何万枚と用意しないといけないイメージがありますが、このサービスはなんとたった5枚から学習してくれます。

実際に使うために

  1. API機能としての利用が前提になるため、利用ユーザー向けの画面開発が必要になります。何もしないで、すぐ利用できるわけではありません。
  2. 事前処理として、帳票仕分けが必要になります。これはAzure Form Recognizerの基本機能には含まれていませんので、別途、用意する必要があります。
  3. 費用は従量課金になりますので、使う分だけ費用がかかります。定期的に利用状況を確認しましょう。

まとめ

Azure Form Recognizerの利用時のポイントをまとめました。詳細については、Microsoft社のWebサイトをご確認下さい。これでAI-OCRの説明シリーズはおしまいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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